研修会・講習会 実施報告
パーソンセンタードケア研修 【R4.6/15】
昨年度延期になった、パーソンセンタードケアを学ぶ研修会が、6月15日オンラインでいつもと違う雰囲気の中で開催されました。
認知症施策の歴史変遷のなかで、専門職である私たちは認知症の方を尊重と思っていましたが、「認知」の言葉の使い方によっては偏見とのお話に、はっとしました。認知症には見えない当事者の方々の座談会ビデオでは、認知症の方の思いが伝わり、改めて関わり方の難しさを考えました。
認知症の人を理解する手がかり5つの要素、パーソンセンタードケアを実践するための3つのステップを学んだ後、グループワークで事例を検討しました。画面の中で各々活発な意見が出されました。認知症の方の行動は、問題の行動ではないと意見は一致するのですが、全体像をとらえたうえで、生活の質を高める方法での解決策を考えるには、時間が足りませんでした。
認知症の方の思いを「聞く」、情報を「集める」、ニーズを「見つける」その人の感じている世界を支えることの大切さ・難しさを学びました。認知症の方が、笑顔でその人らしく生活できるように関わっていきたいと思います。