研修会・講習会 実施報告

腰を痛めない介護技術研修~安全な利用者介護 ベッド編~ 実施報告【2015.10/31,11/1】

腰を痛めない介護技術研修~安全な利用者介護 ベッド編~

昼夜の寒暖の差が大きくなり、秋も深まってきた昨今ですが、会員の皆様には日々職務に邁進しておられる事と思います。そんな日々の仕事の中で皆さんの多くが経験する肩こり・腰痛について、春のリフトリーダー研修に引き続き森ノ宮医療大学教授 上田喜敏先生を講師にお招きして10月31日、11月1日両日に「腰を痛めない介護技術研修~安全な利用者介助 ベッド編~」を開催しました。
初日の31日は午前中、いかに介護職に腰痛が多いか、その原因は何なのか資料を基にわかりやすく講義いただき、業務改善の必要性とその権利について認識を新たにしました。午後からと11月1日の終日を福祉用具のスライディングシートやボードを利用した実技実践を行い、班に分かれて参加者が利用者・介護者を交互に行うことで、介護を受ける側・する側を体験しました。
私たちが今まで学習したボディメカニクスによる介助だけでは、完全に腰痛を予防することはできない事や、日頃当たり前のように行ってきた介助が力ずくの行為であり、肩こり・腰痛を助長している事、患者・利用者側から見れば苦痛を伴い、場合によっては虐待と取られてしまう事態に発展する可能性もあることなど、上田先生の指導により参加者の殆どが「目からうろこ」な状態を感じる事ができました。
今までの事は基礎として身につけ、新たに認識を変えて介助を行うことで腰痛の悪化を予防し、ひいては介助される患者・利用者が安心で安楽な介助を受ける事ができるようになり、その事が職員の早期離職を予防する事にもつながり、上田先生提言の『目指せ、定年まで勤めよう!』を実践できるのではないかと感じました。
参加者皆さんが積極的に実技を行い、あっという間に時間が過ぎてしまいました。最後に今後も上田先生よりご指導いただける機会があれば、自分はもとより職場に持ち帰りの出来る研修ですので、ぜひ多くの方々に参加をお勧めします。

文責 山本

 



 

『安全な利用者介護~ベッド編~』アンケート集計結果



1.どの事業所に属していますか

介護老人福祉施設 10
介護老人保健施設 6
訪問介護事業所 4
デイサービス・デイケアセンター 4
グループホーム 0
介護療養型医療施設 2
障害者支援施設 2
病院 4
その他 6

 

2.職種を教えてください

介護職員 29
介護支援専門員 0
生活相談員 2
ホームヘルパー 3
看護師 0
生活支援員 0
その他 2

 

3.今回の研修はいかがでしたか

大変良かった 33
良かった 3
期待したほどではなかった 0

 

4.感想
・腰を曲げない=腰痛になりにくい。ということがよく分かりました。又、福祉用具の必要性もよく分かりました。2日間でとても良い勉強ができ、できれば職場に広められるようにしたいと思います。ありがとうございました。
・日頃から腕で引いてみたりしているのだと思いました。少しずつ気をつけていきたいと思いました。
・日頃の業務では忙しくてできなかったことも昨日、今日習ったことを活かしていきたいと思います。ありがとうございました。
・日頃の介助方法の見直し(考え直し)ができたり、基本的な事をいかに行ってなかったかを再確認できました。今回の研修を現場で実践(応用)し利用者様にも自分にも安全でやさしいケアを行っていきたいと思います。
・日頃の業務では知らず知らずに腰に負担のかかる介助をしていた。今回の研修で腰や肩に負担のかからない技術を現場で活かしていきたいと思いました。ボードの使い方がとてもよく理解できました。
・ボード、シートの使い方、ポイントがよくわかりました。帰社して部署にて研修し正しく使っていこうと思います。
・知らなかったこと、気づかなかったことが沢山ありびっくりしました。ありがとうございました。
・スライディングシート、スライディングボードの実習を多くとっていただいていたのでやってみることの難しさがわかりやすかったです。
・日頃、自分では気づかない自分の姿勢やくせ等が分かりました。利用者にやさしい介護を行うことを意識していきたいと思います。
・腰痛や肩こりになる原因やいかに自分が腰に負担になる介護をしているのか理解でき、勉強になりました。又、行政的な部分の話も聞けてよかったです。
・現在、腰痛になったことはないが職員さんに伝えて活かしていけたらと思います。
・目からウロコの研修でした。できることから職場に伝えていきたいです。
・介護職にとって腰痛は避けられない大きなリスクです。“いかに快適に介助できるか”先生の言葉を念頭に置き改善してみたいと思います。今回少人数グループで学べ、自分の動きに改めて反省させられよかったです。楽しく意義深い講習内容でした。
・ボディメカニクスを学び、体の使い方をマスターしていた気でいましたが日頃の癖が抜けていない事を改めて痛感しました。力の入らない介助方法、老老介護のご家庭に伝えていけたらと思いました。
・見ている時はできると思ったが、いざやってみると体が変な動きを覚えていてうまくできなくて反省しました。
・現場ですぐに活かせる技術を教えていただき大変勉強になりました。又、機会があれば上田先生の研修を受けさせていただきたいです。ありがとうございました。
・日頃いかに自己流でやっているかと反省。
・基本を知っているつもりが知らなかった。忘れていた事が多く、体の負担軽減に役立たせていただきます。
・今回、上田先生の研修に初めて参加しました。正直、目からウロコでした。もっと早くにこの技法と出会えていたら腰など今ほど痛めなくてよかったのにと思いました。若年者の同僚が離職しないですむようにしっかりと今回の研修で学んだことを発信していきます。
・スライディングシートとボードの使い方をもう一度確認したいと思った。
・「少しくらい腰に負担がかかってもいいや」と思いながら日々仕事をしていた。それがこの研修で誰にもメリットがないことだということがわかった。今後は今日学んだことを活かして自分にも利用者にも負担のかからない介護をしていきたい。
・前回のリフトリーダーを受けた際に研修もしていただきたいと思っていたため勉強になりました。
・理論だけでなく実際にやってみる事で理解できることがたくさんあった。施設から私一人が研修に来たのでもう少しいたら皆に上手に教える事ができるのにと思った。自分で習得できたことは明日から実践し皆に伝えていきたいと思います。
・自分の知らなかった技法を学び、腰痛予防の大切さを感じました。2日間で学んだ事を職場で活かしていきたいと思います。
・普段日常でも行っている動作が手の力を使っているのだと気づけました。忘れないよう習慣になるよう気をつけていきます。
・肩こり、腰痛は仕事につきものと思っていました。今回の研修は本当に勉強させていただきました。もっとマスターしたいと思いました。
・自分が当たり前にやっていたことが間違っていたり、新しい介護方法も教えていただき大変充実した研修でした。
・自分で無意識に腰を痛める動作を行っていたことを改めて認識させられました。自分自身のためにもほかのスタッフのためにも今回教えていただいたことを勉強会で伝えていきたいと思います。
・体験してみることで相手のこともわかるとつくづく思いました。何気なくしていた介助でしたがこれからは気をつけてしたいと思います。
・腰痛は職業病と思い、改善しようという意識に欠けていることに気づかされた。自分の意識をかえ腰を意識してセーフティケアに努めたい。又、職場に戻りできることから始めていきたい。まずはみんなに伝えベッドのギャッジアップ。
・今までのやり方とは違う点、自分の身体に気をつける事など今後、教えていただいた事を実践してみます。
・分かりやすく楽しかったです。重心移動の仕方をもっと意識して仕事しようと思います。
・とても参考になりました。ぜひ施設で実践してみたいと思いました。
・実技が大変勉強になりました。現場でやってみようと思います。ありがとうございました。