研修会・講習会 実施報告

介護福祉士初任者研修【H27.5/27.28】

 

「介護福祉士初任者研修」

 
平成27年5月27日、28日と山口県セミナーパーク(山口市)にて介護福祉士初任者研修が行われました。定員50名を超えるお申し込みをいただきました。そのほとんどが中堅からベテランに渡る方々でした。
今回の「介護福祉士初任者研修」は、日本介護福祉士会が定めている生涯研修体系の中に位置づけられているキャリアパスの第一歩となるもので、「認定介護福祉士(仮称)」へと進むためのスタートラインになります。
この度、日本介護福祉士会の副会長である鳥居紀子氏、臨床心理士の堀江秀紀氏、山口県介護福祉士会の副会長である橘美佐子氏、森田宏子氏を講師に迎え介護職の職業倫理、コミュニケーション、介護記録、ボディメカニクスを生かした援助の仕方を学びました。
初任者研修ですのでどのカリキュラムも新人職員に向けた内容ですが、改めて中堅以上の職員が受けることで、これまでの職務内容の確認や刷新に役立つことが出来たのではないでしょうか。

横川

 

 

 

 

平成27年度 初任者研修会アンケート


 

1.本日の研修会を知った理由

本会からの案内 42
ホームページ 3
職場からの紹介 3
その他(知人 1

 


2.職種(重複あり)

介護職員 41
介護支援専門員 0
相談員 3
ホームヘルパー 2
その他(指導員・サ責・管理者・施設長 6

 


3.所属先

特別養護老人施設 7
老人保健施設 5
居宅介護事業所 5
老人通所介護 9
介護療養型医療施設 5
障害者施設 3
小規模多機能 2
病院 4
その他(GH・サ高住 9

 


4.介護職の職業倫理の講義

・初心に帰ることができた。
・「尊厳・自立支援・利用者本位」など分かっているつもりでもまだまだ理解が足りてないことが分かった。
・介護者自身の人間性が重要であると考えさせられた。
・敬意を込めて丁寧な言葉遣いで礼儀正しくすること。普段のケア、接し方はどのような思いでしているかを学んだ。
・人間の道徳観、常日頃の生活の質の向上が介護に表れることが参考になった。
・常に自分を高めて行くこと、とっさの言動がその人の人間性を表していること。
・職業人として守るべきルールを改めて気付いた。
・職業倫理について噛み砕いた講義で理解が深まった。実践していきたい。
・講師の熱い思いに心打たれた。
・介護職に求められる行動規範、専門性。
・利用者一人ひとりの権利を大切にすること。介護者自身の人間性が大切。理想と現実のギャップに嘆くよりも努力することが大切。
・職員の対応で不穏にさせてしまう要因になってしまうことも学べた。
・一人一人が大切な存在、一つの命だという事が心に響いた。
・心を込めた話しかけは通じるということ。
・鳥居先生の講義を受けてなんだか元気が出た。

 

5.コミュニケーション・傾聴の講義

・日頃関わることが無いがとても分かりやすかった。
・傾聴させてもらう事が心をすっきりさせてもらえ、会話も楽しめることをロールプレイで学んだ。職場で実践したい。
・傾聴の極意は相手の心が腑に落ちること。自分自身が身体全体に受け止めること。感情を受け止めることが大変参考になった。
・見た目、表情、仕草は大切なのだと気付いた。(メラビアンの法則)
・感情は伝染するから対人援助は難しい。
・相手の分かってほしいという気持ちに寄り添うこと。
・講師の講義はとてもわかりやすく、すぐ実践できそう。
・受容的な訊き方のスキル。(3つの『きく』の理解)
・共感と同情、受容と許容の違い。
・傾聴の基本・大切さ・難しさ、面接技法を体験できた。
・対象者に穏やかな気持ちで寄り添うように接することが重要であると感じた。
・傾聴とは自分との対話であること。
・傾聴することでこんなに人が落ち着ける、効果のあるものだと改めて学んだ。
・「Iメッセージ」が心に響いた。
・同じ言葉でも声のトーンや口調、表情で全く違う印象を受けること。
・堀江先生の傾聴の講義を初めて傾聴したが、とても楽しく解りやすく参考になった。

 

6.介護記録の講義

・記録について再度見直すことができた
・きちっとはっきり利用者の生活そのものを記録する。大切な記録をするための時間が必要だと感じた。申し送りのための記録時間が必要。
・自分がしていた記録は尊敬語や丁寧語が混ざっていた。この機会にすっきりした分かりやすい記録を書きたい。
・記録は自分たちの事業所を守るものだと改めて実感した。自信を持って第3者に見せられるような記録を残したい。職員に重要性を伝えたい。
・新人教育する立場でどう伝えて行くか参考になった。
・講師はとてもパワフルで力強い講義だった。
・逸語記録の方がイメージを伝えやすい。
・記録を書く事が重視されない職場では職員の観察力が低下しやすいという言葉に納得。
・公的な資料として介護記録の方法が参考になった。事業所内で統一感の必要性を発信したい。
・専門用語は適切に使い、他職種連携に必須。
・障害高齢者・認知症高齢者の日常生活自立度判定は日頃使わないので参考になった。
・記述例があり、わかりやすかった。(ヒヤリハッと)
・これまでの記録の研修の中で一番良かった。
・倫理上の問題や残しておくべき事項等の見直しができた。
・記録を読んだらその場面が目に浮かぶ記録を心掛けたい。

 

7.介護実技の講習

・やさしさと身体の使い方を学んだ。
・ボディメカニクスを使って起き上り、椅子からの立ち上がりを学べた。
・学生時代の基本を学べた。
・全くできなかった全介助していたことに気付けて良かった。
・思っているようにできなかった。
・自然な体の動きの大切さボディメカニクスの必要性を再認識できた。
・介護技術の基礎をしっかり身に付け、尊厳をもって対応し、指導ができること。
・ボディメカニクスを使うことで両者がいかに楽であるかを再認識できた。待つという事が自立支援につながる。
・全て参考になった。

 

8.その他、全体的なお気付きの点やご意見

・介護技術さえもできていないと気付いた。もっと学びたい。美しい介護技術と声掛けができるように意識したい。基本の基本を繰り返し学ばないといけないと感じた。
・本研修に参加できてよかった。指導する立場での視点でも大変参考になった。
・もっとコミュニケ―ションについて学びたい。
・はじめての研修で色々な介護福祉士が要るんだと思った。話が聞けて良かった。
・基本が大切、すごく勉強になった。
・堀江先生のメンタルヘルスに興味深かった。
・ガイドラインの完成が楽しみ。県内介護職員が共通認識としてレベルアップが図れるのではないかと思う。
・実技は同性でやりやすかった。
・異なる職場の同業者と交流が持つことができ、良い刺激になった。これからも出来る限り研修に参加したい。
・早朝からの会場作りなど、スムーズに受付、研修参加ができた。
・自己決定・自己選択を支える支援について学びたい。
・参加者に名札があるとコミュニケーションを取りやすい。
・湿度が高く、部屋を閉め切ると空気がこもって困った。
・日曜日に研修があるといい。