研修会・講習会 実施報告

シーティング研修会【H27.1/18】

平成27年1月18日(日)に学校法人山口コア学園山口コ・メディカル学院より副校長の吉村靜馬先生と、専任教師の村上博子先生をお招きして、シーティング研修会を実施しました。


午前中は「シーティングの総論」についての講義で、シーティングの基本として「利用者本位の車椅子」を考えることを中心に、シーティングの必要性や目的を教えていただきました。正しいシーティングの知識や技術で、車椅子を利用者と介護者双方にとって使いやすい状態にできること、姿勢の安定により活動的な生活を送れるようになることを学びました。

 
午後からは「シーティングの実際」として、利用者の視点を知るためにグループに分かれて演習を行いました。椅子に座る際「坐骨に体重がしっかり乗った状態」「仙骨座りになった状態」「座面を高くした状態」のそれぞれでどこまで手が届くか実際に測定し、座り方による活動性の違いや、車椅子の座り心地を体験しました。皆さん和気あいあいと取り組んでおられました。

 
今回の研修を受けて、個々の利用者に合わせた正しい姿勢で車椅子に座ってもらうことの大切さを学びました。

文責:鷲見

 

 

 

 

 

 

 

アンケートより

(1)どの事業所に属していますか

事業所

人数(人)

介護老人福祉施設

介護老人保健施設

訪問介護事業所

デイサービス・デイケアセンター

12

グループホーム

介護療養型医療施設

障害者支援施設

小規模多機能型居宅介護

病院

その他

サービス付き高齢者住宅

有料老人ホーム

相談支援事業所

居宅介護支援事業所

 

(2)職種を教えて下さい

職種

人数(人)

介護職員

48

介護支援専門員

生活相談員

ホームヘルパー

看護師

認知症介護指導者

相談支援専門員


感想

  • リハビリの事を個人で勉強するのが難しいので、今後も専門家に教えてもらいたい。
  • 個別の質問にしっかり応じて頂き、大変良かったです。
  • ポジショニングの有効な仕方や車椅子のシーティングは参考になりました。
  • シーティングの大変さ、ポジショニングの大変さが今後の介護の力にかかっていくのか…大変な宿題をもらった。
  • 基本の考え方が再認識出来よかったです。また、シーティングを通して介護のありかたも学ぶことが出来ました。
  • 車椅子を利用する高齢者はたくさんいるので、今回の研修で座位について学べて良かった。人によって体型や麻痺など状況が異なるので、その人に合った対応をしたいです。
  • 体幹が大切。行動範囲を広げるために手が可動できるようにする。
  • 職場で拘縮されている方もおられるし、車椅子に座らせっきりもよくないのだなと思いました。今回の研修を現場で活かしていきたいと思います。
  • 改めて利用者さんの立場に立って考えることができました。ポジショニングを頭に入れて明日から関わっていきたいと思います。
  • ポジショニングの位置によって身体の活動域に違いが生じる事にびっくりしました。参加して良かったように思われます。
  • 普段良いと思って行っていたクッションの当て方などの間違いや、効果的なポジショニング方法など学ぶことが出来た。
  • 利用者の気持ち、心地よさを考え、もっと楽に利用していただけるよう頑張りたいです。
  • 勉強になった。ベッド上でのポジショニングも実際やってみたかったです。
  • 車椅子に座る際、安楽な姿勢をとれる様工夫することがわかり大変良かったです。
  • 物を使うばかりでない。状態に応じた対応。
  • 利用者様サイドで少しでも楽に生活して頂ける様、いいアドバイスを職場で実行していきたいと思います。とてもわかりやすかったです。
  • 車椅子での座位の確保、座る時間。つい忙しさにかまけて長時間座っていただくことがあり、ご本人もきつかったでしょう。相手の立場になって考えないといけないですね。
  • 今まで本で読んだだけでは理解できなかったことが少し理解できるようになったと思う。
  • ポジショニングの具体例がきけてよかったと思います。
  • 実際にクッションを使って、ポジショニングしてほしかった。
  • 恥かしい事ですが、シーティングとは?という認識で参加しました。褥瘡の観点、安楽な姿勢の観点でポジショニングの作り方が全く違う事を知り大変勉強になりました。
  • シーティングの大切さを実感できた講習でした。実際にやっていきたいと思います。
  • 座位の大切さ、ポジショニングの仕方、良くわかる講義でした。
  • 車椅子作製するにあたって、いつもオーダーメイド作製していますが、段々と体に合わず身体状況も変わっていくとどんな車椅子にしていけば良いのか迷っていました。寸法の測り方もですが、クッションなど活用して調節することの大切さを学びました。ありがとうございました。
  • ベッド上での拘縮等の人に対してのクッションの入れ方や、どんなものがいいかをもっと知りたかった。
    シーティング、ポジショニングで改めて勉強できました。車イスの利用者様は少ないですが、これからの介護に活かしていけたらと思いました。
  • 講義も実技も分かりやすくよかったです。今日学んだことを活かしたいと思います。
  • 座位姿勢により上肢の可動域を実習で体験できたことで、シーティングの必要性をより強く感じることができました。
  • 職場ですぐ使える方法を多く教えて頂き、とても勉強になりました。
  • 施設に理学療法士がいないので、シーティングやポジショニングはこれでいいのかと不安のもとで行っていた。今日勉強した事が少しでも役に立てばと思いました。
  • シーティングとは?から始まった私ですが、基本から教えてもらい、あたり前とやっていたことが、利用者様のことを考えていなかったことに気づかされました。明日から「坐る」ことの大切さや基本を頭に入れて行動にうつしていきます。
  • シーティングとは?何だろうと思い参加しました。今日参加し、本当によかったです。
  • 車椅子、されど車椅子ですね。大変勉強になりました。その方にあった車椅子、またポジショニング等考えていきたいと思いました。
  • 姿勢の大切さがよく分かりました。車椅子のポジショニングをもう少し具体的に、実際に助言いただきながらできるとよかったです。
  • 車椅子の人にとって姿勢や手の位置で、すごく楽かそうではないかがわかりました。
  • ポジショニングをする際どのように考慮したらよいか参考になった。
  • 大変わかり易く、質問に対して的確な回答で大変勉強になりました。
  • とてもいいお話を聴くことができました。研修に来てよかったです。
  • シーティング、ポジショニングの重要性を再認識でき内容もわかり易かった。
  • 楽しく勉強させていただきました。帰って利用者さんに安心して生活していただけるよう、座位の大事さも知り、気配りしていきたいと思いました。