研修会・講習会 実施報告

介護職員のストレスケア 実施報告

平成24年12月23日、山口県セミナーパーク大研修室において、介護職員のストレスケア研修が行われました。年の暮れも近い日曜日にもかかわらず多くの方の参加があり、皆さんの興味の大きさを感じました。
講師の綿祐二先生は、介護福祉士養成校で教授をされながら、ご自分で13施設を経営し、尚且つ現場のスタッフとしても働いておられ、この日は夜勤明けで来られ日帰りをされるというエネルギッシュな方でした。
私たちは、様々な研修等で「利用者本位・尊厳」と学びながら、福祉の現場では理想通りにいかなかったり、スタッフ間で意見がぶつかったりと様々なストレスの中で仕事をしています。同じ職場内で話すと「愚痴」になるが、職場の違う介護福祉士という専門職集団内で話をすることは「ストレス解消」となると研修会に参加する別の意義について話され、なるほどと思いました。また、「5年後にどういう介護福祉士になっていたいか?」とキャリアパスを作り、振り返ることで良いストレスを課すことができるとのことでした。 
グループワークでは、福祉現場でストレスを生み出す現場を出し合いました。発表はなく、最後に各グループのテーブルを見て回るという方法で、とても良かったとの感想が多くありました。利用者本位と職員の意識のギャップのなかで根拠をもって介護・支援バランスを議論する場を作っていくことを学びました。職種が違えば方法論が違うのだから、連携とは利用者を媒介してカンファレンスの場で手をつなぎ最先端で使うこととのことでした。
対処療法ではない、ストレスケア研修会でした。

今田

 

 

 

 

 

【研修会実施後に頂いたアンケートの一部を紹介します。】


・すごく感動しました。先生の研修にまた参加したいです。
・とても分かりやすく心に響く研修でした。綿先生の講義を是非聴いてみたいと思っていましたので参加して良かったです。
・日頃思っている事、困っている事を他の施設でどう対応されているか、話を聞く事が出来て大変ありがたい。個人で抱えている問題を話す事が出来て気分も楽になった。
・現場を知っている先生で、困り感など理解されていて良かった。また、他の施設のスタッフも困っている内容がほぼ同じだったので、解決に向けての話し合いの話題が共有できました。本日はどうもありがとうございました。
・迫力があり大変刺激になった。悩みのあった研修だったので大変勉強になった。
・直接現場にでられておられる本音トーク大変勉強になりました。講義の内容も参考になりました。
・とても楽しく良い刺激を頂きました。良いストレス、大きい目標を持って(今からキャリアパス)一歩踏み出す事が出来そうです。
・先生のお話もとても面白く話してくださってあっと言う間の5時間でした。グループワークで色々な方の、ストレスケアの考え方、やり方など皆違い勉強になりました。アドバイスはなるほどと思う事もたくさんあり、今後仕事の面でも今日の他の方の意見も取り入れて頑張りたいと思います。
・日頃、なかなか本音では言えない事が言えたことでストレスになっていた事が判明!ストレスは目に見えないので、その分何がストレスになっているのか考えたことに意義があった。
・実際に現場におられる方なのでストレスなく理解できました。
・本音で話して下さりとても良かったです。
・人間関係のストレスの無くし方の方法が見つかったような気がします。人それぞれ価値観が違うが、皆違っていいという事が分かりました。良いストレスを増やしていきたいと思います。また機会があれば受けてみたいと思います。
・考えていた研修とギャップがあった。でも、良い意味での裏切りでした。綿先生 最高・・・
・最近仕事に対して苛々したり、自分は向いていないのかな?と思っていたけど、今回の講義を聞いて心が晴れた気がしました。話が上手でとても面白かったです。